
こんにちは。キャリアカウンセラーのかとうじゅんこです。
今回は、
あの辛い出来事をどう乗り越えたらいいのか
悩み苦しむあなたにお伝えします。
先にお伝えしますが、
この先の文章には耳障りの良い言葉はひとつもありません。
少々厳しい内容です。
こんなかたにおすすめ
・他人からのアドバイスが役にちっとも立たなかった
・世間で言う前向き思考では何も変わらなかった
・他人の経験談では自分の壮絶な経験に到底及ばなかった
そんなかたに読んでいただけたら幸いです。
表面的な乗り越えでは、あなたに合わないことがある
怒り、喪失、傷つき、悲しみ。
私たちは、あの辛い出来事を
乗り越える必要を感じるときがあります。
乗り越える方法はさまざまです。
人によって全く異なると思います。
このため「表面的な乗り越え」では、
うまくいかないときがあります。
「表面的な乗り越え」とは、
・合わない代替品を持ってきて、出来事を忘れること
・合わない代替品を持ってきて、感情を埋め合わせること
・合わない代替品を持ってきて、無理に適合させること
こんな感じです。
代替品が悪いと言いたいのではありません。
代わりを見つけること、新しいものを取り入れることは、
必要でとても大事なことです。
知っていることは知らないよりはずっといいのです。
そして、それらがご自分に合っていれば、
大丈夫です。
問題が起こるのは、いつだって合っていない時です。
意味を見出す
合うものをよそから探してくるのは、
結構難しいものです。
このため、私がお勧めするのは、
【意味を見出すこと】です。
あの辛い出来事には、
私にとってどんな意味があるのか。
あんなにも辛いことを経験しなければならなかったのには、どんな意味(どんなわけ)があるのか。
自分に、何に気づけと言っているのか。
【意味を見出すこと】は、
よそから探してくることはできません。
ご自分の中に見出すものです。

このため誰かが用意したり、
正解を与えたりはしてくれません。
とても厳しい心の仕事になります。
そして、意味に気づけば
決してそれを疑うことはないでしょう。
「そうだったのか…」という深い感動を
覚えると思います。
深い感動だからといって、
それは必ずしも世の中でもてはやされるような価値観で
はかれるものとは限りません。
はかれない価値であることのほうが
多いのじゃないかと、私は考えます。
さらに、深い感動だからといって、
今のご自分にとって「良いもの」
であるとも限りません。
受け止め難く、
簡単には受け入れられない時も
あるかもしれません。
「そんなことをして、自分個人に何の『得』があるというのだ」という
空しい思いに駆られることもあるかもしれません。
このため【意味を見出す】とは、
非常に厳しいことです。
意味を見出すことは、
言葉を変えると「天命」とも言えます。
その意味を生きよ、ということです。
意味に気づけない。それでも悲しい、不安、そんなときは……
さらに、意味に気づいた後でさえ
「これでいい…?」と
やや不安になることはあります。
(これは慣れ親しんでいないから等です)
悲しくなる時もあります。
(これは出来事を悲しみ切っていないからです)
あまりにも辛い出来事たちに
意味を見出せない時は、
どうかあなたとみち応援室を頼ってください。
良かったら、これまでのこと、これからのことを
ご一緒に考えて参りましょう。
お待ちしております。