
こんにちは。キャリアカウンセラーのかとうじゅんこです。
まもなく4月。
春から社会人として新しい生活をスタートさせる皆様、誠におめでとうございます。
期待と希望に胸を膨らませる一方で、
期待に応えなければというプレッシャーや、
未知の世界への不安も感じていらっしゃるかもしれません。
今回は、これから社会人として一歩を踏み出す皆様へ、
あなたがあなたらしく輝いていくために大切なことをお伝えします。
自分自身を大切にすること
まず、自分自身を大切にすること。
これは、キャリアを築いていくうえでのみならず、
どのような場面でも最も大切な基盤となります。
私たちは、つい自分を後回しにしてしまうものです。
特に新しい環境では周りの期待に応えようと、その傾向が強くなってしまうことがあるものです。
このことを心の片隅にいつも置き、
意識して自分自身の心と体の声に耳を傾け、
休息をしっかりと取ることを忘れないでください。
そして「完璧である必要はない」ということを、どうか忘れないでください。
令和5年「若年者雇用実態調査」(厚生労働省)によれば、離職の要因として、
仕事が合わなかったといったミスマッチはもちろんのこと、
人間関係の悩みや、仕事の責任が重かったといった理由が挙げられています。
これは、私たちが抱える「期待に応えなければならない」という思いが、
時に自分を追い詰めてしまうことの表れだと考えています。
私はときに、相談者さまに「ゴム風船」の例えでお話しします。
風船に空気を入れすぎると、破裂してしまいます。
私たちの心と体も同じです。
適度な緊張感は成長の糧となりますが、
許容量を超えてしまうと心身に不調をきたしてしまいます。
頑張りすぎは禁物です。
まずは、毎日、自分自身に「私、よくやった!」と声をかけてあげてくださいね。
そして、辛いと感じたときは、一人で抱え込まず、信頼できる先輩や同僚、友人、家族に話してみてください。
最初っからできると思わないこと
新社会人というのは、文字通り新社会人です。
働くということについての入り口に立ったばかりです。
やることなすこと、初めてのことばかりだと思います。
説明を聞いたって、マニュアルを見たって、分からないことだらけかもしれません。
そして、
一度や二度の経験ですっかり完璧にできるようになるものでもありません。
「職場の他の人はすごくできている」
「同期の人はみんな優秀」
「自分だけが失敗してばかり」
こんな思いにとらわれてしまうこともあるかもしれません。
そして、
「優しく教えてもらうことがかえって辛い」
反対に「怒られてばかり」
「誰からも助けてもらえない」
といった思いになることもあるかもしれません。
そして、
「この仕事に向いていないのではないか」
「もう無理」
「自分は社会不適合者だ」
というふうな極端な考えに偏ってゆくことさえあります。
仕事は最初っからできると思わないことが大事です。
仕事は、
一年ひと回り経験すると、だいたい何があるのかが分かるくらいです。
二年目には「ああ、この仕事は去年もやったことがあるかもしれない」となり
三年目にはようやく「知ってる、できる」となるくらいです。
このくらいになってくると、
さまざまな経験を生かしてミスなくこなせるというくらいが、いたって普通の人間です。
最初っからできると思わないことです。
じゃあどう思うかというと、
「こんなもんかな」くらいに思っておくのが大切です。
失敗を恐れない。そのためには
失敗したり、うまくいかないときは
落ち込むこともあると思います。
自然なことです。
誰だって失敗なんてしたくありません。
そして、
誰しも失敗します。これは本当のことです。
失敗を恐れないでください。
では、失敗を恐れないためにはどうしたらよいのでしょうか。
繰り返しますが、誰だって失敗なんてしたくありません。
それに、失敗したくてしているのでもありません。
誰しも失敗します。
だとしたら。
それを「失敗」と捉えるのをやめてみることです。
(過去のブログ「成功体験が自己肯定感を育む」??「失敗」はどうとらえる?も良かったらどうぞ)
誤解を恐れずに言うなら
「失敗」はありません。
次はどうしたらいいのか、というフィードバックを得るのみです。
焦らなくても大丈夫。ゆっくりいって大丈夫。
私がカウンセリングで大切にしているのは、「自己理解」と「自己受容」です。
周りの期待や社会の基準に合わせることから始めるのではなく、
まずは自分自身の「想い」を、否定せずに受け入れることから始まります。
周りがテキパキと仕事をこなしていく中で、
自分は一つ一つの作業に時間がかかると感じているかもしれません。それは、決して悪いことではありません。
むしろ、丁寧に取り組むことで、より深い理解や、思わぬ発見があるかもしれません。
自分は、丁寧さや深い理解を大切にしている人間なのだ、と気づく(知る)ことができると、
そういう自分をどう生かしていくかを考えていくことができます。
そういう自分を受け入れていくこともできるようになっていきます。
「自分には何ができるのだろう」「どのように貢献できるのだろう」という問いは、とても大切です。
そして焦る必要はありません。ゆっくりで大丈夫です。
社会人になってすぐに、全ての答えが見つかるわけではありません。
むしろ、日々の業務を通して、少しずつ自分の強みや、会社に貢献できる点が見えてくるものです。
焦らず、一歩ずつ、ご自身のペースで進んでいくことが何よりも大切です。
自己理解も自己受容も、ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
新生活が始まると、多くの情報や指示が飛び交い、混乱することもあるでしょう。
そんな時は、一度立ち止まって、
何が求められているのか、今何をすべきなのかを整理する時間を持つことが大切です。
メモを取る、質問をする、先輩に確認をする。
これらの行動は「より良く仕事を進めるための賢い方法」だと捉えてみられると良いと思います。
あなたがこの春に新たな一歩を踏み出せるのは
これまで積み重ねてきた努力と
あなた自身の可能性の証です。
時には壁にぶつかることもあるでしょう。
そしてその壁を乗り越えるたびに、
あなたはさらに力強く、そして豊かになっていくことができます。
皆様が自信を持って、ご自分らしく輝ける社会人生活を送れるよう心から応援しています。
迷ったり、辛いときは一人で悩まず、いつでも「あなたとみち応援室」を頼ってくださいね。
新しい季節が、皆様にとって素晴らしいスタートとなりますように。