相談は、人生に自ら責任を持つ姿勢の表れ

こんにちは。キャリアカウンセラーのかとうじゅんこです。

相談しようか、どうしようか。
この戸惑いは、相談にあたって多くのかたが最初に出会うものです。

今回は、相談すること何かしらのためらいをお持ちのあなたにこそ
お読みいただきたい内容です。

目次

相談することって情けない?

どういうわけか、カウンセリング等で相談することには次のような思いが起こるようです。

・弱い者がすること
・恥ずかしいこと
・情けないこと
・そんなことをしたら人生終わりだ

・自分のことくらいは自分で解決できなければだめだ
・相談しても相談相手が解決してくれるわけではない
・相談は弱点を知られることだ
・相談は問題を抱えた異常な人がすることだ


果たしてそうでしょうか……。
とても思い込み・偏見に満ちていて、
非常にかたくなで狭いものの見かただと私は思います。

人を頼るな、迷惑をかけるな、というような文化から生まれる
萎縮した思い込みのように感じませんでしょうか
……。

このような思い込みから
「相談すること」に、どこかためらいを覚える人は少なくありません。

相談は頼ることではない。自ら解決・克服するための第一歩

「相談」は頼ることではありません。
依存することでもありません。


では何か。


あなたが抱える課題を、どうやったら自ら解決できるかまたは克服できるか。
それをご一緒に考えていくことです。


相談とは「誰かに助けてもらうこと」ではなく
「自分の人生の舵取りを自分でしていこうとする姿勢の現れ」です。


つまり、自分の人生に責任を持とうとする誠実な行為なのです。

たとえば、あなたが職場での処遇に不満を抱いたとします。

目の前の業務はこなせるけれども、どうしても以前のようにやる気が起きない。
今の職場を辞め別のところへの転職を考えてはいるが、本当にそれが正しい選択なのか迷っている。

迷うばかりで動き出せない……。

こうした悩みをひとりで抱え続けると、思考は内側で同じところを回り始めます。

やる気が起きないことからミスが増えたり、仕事の押し付け合いになったり。
そのうちに人間関係までうまくいかなくなり、
帰宅後も仕事のことや職場のあの人とのやり取りが頭から離れない。


いつしか眠りも浅くなって、体調もいまいちに。
休みの日も自宅にこもりがちになって、以前のように楽しめない。


心も体も縮こまり、以前なら当たり前にできていたことが難しくなり、
自分を責め、ますます身動きがとれなくなる。


こんなことを続けて、いつしか本格的に体調を崩し、仕事を休みがちに……。
職場のみんなは心配してくれるけれど、申し訳なさでいっぱいになって
よりいっそう、自分を責めてしまう
……。

こういう悪循環のパターンは少なくないです。

そして、この流れの途中のどこかで相談することができれば、
仕事を休みがちに…というところまでいかずに済むかもしれません。


こういった悪循環を自ら断ち切る始まりが「相談」です。
相談は、自ら解決・克服するための第一歩なのです。

他者との相談は、自分で人生のハンドルを取り戻すこと

カウンセリングやコーチング、キャリア相談のいずれも、誰かに解決してもらう場ではありません。

それは、自分の中にある声を整理し、確かめ、行動を選び取る力に気づく場です。
他者の視点を借りることは、責任放棄ではなく、自分で自分を助けること。
自分で自分の人生のハンドルを取り戻すことなのです。

それは、自分の人生を他人任せにしないための心の仕事なのです。

カウンセリングでは、感情や思考を丁寧に見つめ、理解し否定することなく受け止めていきます。

コーチングでは、未来に向けて「どうありたいか」を言語化し、そのための行動を具体化します。

またキャリア相談では、具体に何を選ぶかだけでなく、どう選ぶか、
選んだところへの具体の道のりはどうするのかまで現実に即して相談していきます。

どのアプローチも、外から答えを与えるのではなく、内側から答えを見つけ出すプロセスです。

(キャリア相談では必要に応じて、情報提供や助言
(職務経歴書の書きかたや履歴書の書きかた助言、ジョブカード作成助言等)も行います。)

相談は主体的な行為


ここまでお読みくださったかたには伝わると思います。
相談とは、「主体的な行為」です。


自分の現状を見つめ、問題を言葉にするには、勇気がいるかもしれません。

そして誰かに話すことで、思考が整理され、心の中に以前のような落ち着きと余裕が生まれます。
その落ち着きと余裕にこそ、すっかり忘れていた視点や新たな可能性が入り込む余地があるのです。

もし今、あなたが「誰かに相談したい」と感じているなら、それは気づきの始まりです。
「このままではいけない」と思った瞬間に、自分の人生に責任を取っていく覚悟ができるかどうか。

あなたの人生を代わりに歩く人はいません。
あなたの人生の歩き方を見直し、意味を確かめることができるのは、あなただけです。


(過去のブログ「悩むこと、後悔することって、時間の無駄?いいえ、それはあなたにしかできないこと」も参考にどうぞ)

相談とは、自分の人生を丁寧に扱おうとする意志と姿勢の表れであり、

自分の人生に自ら責任を持つという、成熟した在りかたなのです。

営業時間

9:00~17:00

不定休

かとうじゅんこ
キャリアカウンセラー
ブログを書いているのはこの人

あなたとみち応援室代表

あなたが【自分に気づき 自分になり 自分であり続けることを支援】するためにカウンセリング、キャリアコンサルティング、コーチングサービスを提供しております。

【保有する資格】
・産業カウンセラー
(一般社団法人日本産業カウンセラー協会)
・チャイルドカウンセラー
(一般財団法人日本能力開発推進協会認定)
・家族療法カウンセラー
(一般財団法人日本能力開発推進協会認定)

・国家資格キャリアコンサルタント

・NLPプロフェッショナルコーチ
(米国NLP&コーチング研究所認定、日本NLP協会認定)

資格取得後においてもさらなる能力向上に日々励んでおります。
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