３連休が続く９月。
皆さんは、レジャーなどを楽しんでいますでしょうか。
行楽地へ向かう道路は大変混雑しますが、渋滞はお好きですか？
好きなかたもいらっしゃると思いますが（子供の頃のわたしがそうでしたが、今は嫌いですね……。）
ほとんどは「渋滞嫌い」なのではないでしょうか。
狭い車内で身動きが取れないままでいることがストレス。
子供がぐずぐず言い始めることがストレス。
自動車という狭い空間に長時間いることからくるストレスが理由となることもありますね。
早くここから抜け出したい、という考えで頭がいっぱいになります。
また、目的地に早く着いてたくさん楽しみたいのに
その時間が少なくなるから（時間の浪費）。
ガソリンを使いながら進まないなんて
もったいないから（燃料の浪費（環境を害することを含む））。
時間やエネルギーの無駄、ということが理由となることもあります。
コスト（時間、お金、環境負荷）の割りに得られるものがないことで
イライラしたり、がっかりしたりします。
このタイプのイライラやがっかりは、交通渋滞以外の日常でもしばしば起こります。
一生懸命に作業しているのに、思うように進まないとき。
頑張っても努力しても、望む結果がなかなか手に入らないとき。
どちらも「時間やエネルギーの浪費」と感じるからでしょう。
誰しも一度くらいは、努力や頑張りに見合っただけのものが得られていないな、と感じて
イライラしたり、がっかりしたり、悲しくなったり、
やけくそな気持ちになったりしたことがあると思います。
こんなとき、わたしたちはどうしたらいいのでしょうか。
いったん冷静になる、もう一度やってみようと思えるまで離れる
イライラしながらの頑張りは効率が悪いかもしれません。
悲しい気持ち、がっかりした気持ちのままでは作業は進みにくいでしょうし、何より心が辛いです。
やけくそな気持ちだったら、もはや物事を安全に進めることさえ難しいかもしれません。
いったん冷静になりましょう。
そのためには、例えば休憩し、好きなものを食べるなどして、普段の落ち着きを取り戻すことです。
いったんあきらめて、まったく違う作業に取り組むなどして
うまくいかないことからしばらく離れることも検討してみましょう。
落ち着いたら、または「もう一回頑張ってみよう」と思えるようになったら、再び取り掛かればいいのです。
でも……。
「それでも、何も進んでいないことは確かだ。
やっぱり時間とエネルギーの無駄だったんだー！
なんてことやっちまったんだー！！」
こんな気持ちが消えない、というときもあるかもしれません。
そんなときは、次のような考え方をしてみてはいかがでしょうか。
それでも〇〇〇なのだ
「それでも地球は動いている」ではありませんが、
（……それは、地動説で有名なガリレオ・ガリレイの言葉ですね。）
それはさておき。
私たちは、すべてを知ることはできません。
何かを見るときはその一部しか見えていませんし
物事を見るとき、どこかしら偏った見方になりがちです。
だからこそ、広い視野を持とうとか
さまざまな考え方を知ろうとかといった努力をするわけですが、完璧ではありません。
そんな私たちですから、こう思ってみることができます。
「それでも実は何かが動いているのだ」
「努力や時間に見合うような結果が出なかったと私は感じている。
それでも実は、どこかしらで何かが動いているはずだ。
そしてそれは、だた私が気づいていないだけなのだ」
どうでしょうか。
こう思ってみることで少し気持ちが楽になりませんでしょうか。
そして、「それでも実は何かが動いている」というのは事実です。
これはたんなるおまじないの言葉ではありません。
もしかしたら、あなたの努力や一生懸命な姿を見ていた人が
とても良い影響を受けたかもしれません。
もしかしたら、次のトライで「これまでの努力や時間が報われた」と感じる出来事に
あなたは出会うかもしれません。
もしかしたら、別のことに取り組むとき「あのときの努力や時間が思いがけずに役立った」と感じる出来事に
あなたは出会うかもしれません。
もしかしたら……。
さあ、あなたならこの「もしかしたら」のあとにどう続けますか？
思いつかなくても大丈夫です。
私たちは「それでも何かが動いている」と思ってみることはできるからです。
もし、このように思ってみても辛いときは
一人で抱え込まず
その思いを信頼のおけるご友人やご家族に聞いてもらうのはとてもいい手段です。
もし、聞いてくれる人、話せる人が見当たらないときは、カウンセラーを頼ってください。
あなたがはなせるよう、じっくりとお聴きいたします。
ご一緒に考えていきましょう。
この記事があなたのお役にたてましたなら幸いです。
