
こんにちは。キャリアカウンセラーのかとうじゅんこです。
今回は「ご自分の幸せ」に焦点を当ててお伝えします。
お悩みをお聴きする活動をしていると、感じることがあります。
ご自分を幸せにすることを放棄していませんか……?と。
それは、あなたの幸せに関係ありますか……?と。
これは、相談者さまご本人に感じることもありますが、
相談者さまを取り巻く周囲の、
相談者さまへの対応をお聴きして感じることもあります。
人は、誰かの欠点を強く指摘し、正しさを振りかざすときがあります。
攻撃を受けたときなど、必要な時もあるかもしれません。
そして、もし必要な時以外にもそれをしているなら、気がかりです。
それで心は本当に満たされるのでしょうか。
攻撃の対象を見つけるたびに、ほんの一瞬の優越感を得たいがために、
満たされない心をごまかす方法として採用しているのではないでしょうか。
また、それと同じくらいのエネルギーを注いで、
ご自分を責める人もおられます。
これでは、ご自分を置き去りにする時間が長くなるだけです。
幸せは、他人を打ち負かすことでは始まりません。
ご自分を責めること卑下することでも始まりません。
他人を責めること、ご自分を責めること。
それらが、ご自分にとっての幸せに関係があるか見極め、
関係がないならそこから離れ、
関係のあることに近づいていってください。
そしてご自分の幸せに関係あることに、取り掛かってください。
分かっていることと、やっていることの大きな違い
「そんなことは分かっている!」
「そんなことは聞き飽きた!」
「分かってもできないの!」
というかたもおられるでしょう。
分かっている、聞き飽きたというとき、
実際に行動に移しているのなら、何の心配もありません。
そして、分かっている、聞き飽きたというのに「できない」というかたがおられます。
分かっていることと、実際にとりかかることとでは実に大きな隔たりがあります。
分かっていてもできない。
行動しようとすると手も思考も止まる。
なぜだ……。
そういうときがあります。
もしあなたがそういう状態なら、
まずはそうせざるを得ないわけを探ってみる必要があると私は思います。
幸せに近づけない深いわけ
正しさを振りかざさなければならない深いわけや心の傷つきがあるのではないでしょうか。
欠点を強く指摘しなければならない深いわけや心の傷つきがあるのではないでしょうか。
幸せに近づく行動に取り掛かれない、深いわけがあるのではないでしょうか。
他者を責めたり、自分を責めたりしているだけでは始まりません。
そして、そうしてしまう深いわけがあるはずです。
そこに目を向けることから始めてみてください。

目を向けると何が起こるかというと、
自分自身への理解が深まります。
私たちは実は自分のことをよくわかっていないものです。
心から求めていること、本当はやりたいこと、他者と結びたい関係性のこと……。
まずはご自分を見つめてください。そして理解してください。
理解することがまず何より大事です。
なお深い理解には、否定や責めは不要です。
深く理解したら、否定や責めをやめ、理解したそれを受け入れてください。
理解も、受け入れることも難しいなら
自分を見つめることができない。
自分を理解することができない。
見つめることも、理解することもおひとりでは結構難しいものです。
自分を理解したとしても到底受け入れられない、ということもあります。
そういうときは、あなたとみち応援室を頼ってください。
あなたとみち応援室では、
おはなしをじっくりお聴かせいただき、ご一緒に考えて参ります。
さらに、見つめ、気づくことからくる辛ささえも共に考えていくのが、カウンセラーです。
恐れることはありません。
あなたの自身の幸せに関係することに、一歩を踏み出してください。